今作においては、ドラマーのスーパーナガイ(LIFE IS WATER BAND, THE SENSATIONS等)による性急なビート感、サポートギタリストとして参加したトミヅカケンタロウ(ピーナッズ)による表情豊かなギターソロ、さらには飛び交うコーラスのバリエーションも特筆すべき点だ。また、タイトかつグルーブを感じさせるサウンドは、I think等の活動でも知られ結成初期からバンドを支えるベーシスト・ワタナベカオリコによる手腕でより際立った。1分のファストチューン〜Screeching Weaselのカバーまで、隙無くポップパンク愛が溢れる仕上がりで聴きどころ満載。そして見どころの一つ、盟友ffeeco womanのメンバーono-dによるテキストがまた素晴らしい。
奄美大島に拠点を移しながらもレーベル/ディストロ活動を続けるurban sleep discsと、Chinese Footballの招聘やJune of 44のリリース等で知られるimakinn recordsがタッグを組み、共同サポート作第2弾として待望のリリース。
【プロフィール】
2009年、ミカミフトシを中心に結成された4人組ポップパンクバンド”THE STEADYS”。過去にフルアルバム2枚+ミニアルバム2枚、その他にも初期編集盤やスプリットをリリースし、全国的にも知られるバンドへと成長。言わずもがなライブ活動も精力的に行い、地元・神奈川で定期的なイベント、Audacity(USA)やPeach Kelli Pop(USA)のサポート企画を主催し、遂には2018年にアメリカツアーを敢行。2020年にはアメリカで繋がったKids On Fireの日本ツアーをオーガナイズするも、来日寸前でコロナウイルスの影響により無念の中止。そして、長期に渡るライブ活動自粛期間を逆手に取り、9曲もの完全未発表曲収録の今作を完成させた。